No.67「奇跡と軌跡!」

■   奇跡

早いもので今期も残りわずかの活動となりました。

 

思い返せば、最高学年6年生の代は、低学年大会で優勝し、さらに15名の選手がいることもあって、周囲からも、私たち自身も大きな期待と何ともいえないプレッシャーを感じながらの活動でした。

 

その後の大会では思うような成績を残すことができずにいましたが、選手たちは決して諦めることなく「秋季大会で必ずメダルを獲る」ことを目標に掲げ、暑い熱い夏の練習を乗り越えてきました。

 

迎えた最後の秋季大会。

初戦から本当に厳しい戦いでしたが、夏の練習で培ったチームワークで、奇跡のようなサヨナラ勝ちをおさめることができました。2回戦でもベンチのかけ声が大きな力となり、投打が噛み合って素晴らしい内容で勝つことができました。準決勝では今大会優勝するチームにサヨナラ負けを喫してしまいましたが、それでも3位決定戦では終始勢いのある試合展開で、目標のメダルを獲ることができました。

本当に感動した大会でしたし、選手たちはよく頑張てくれたと思います。おめでとう。

 

■   軌跡

日野市には、同じ地区内のチームで戦うローカル大会(わかくさは、西部中央地区大会)があります。地域の交流と多くの選手の出場機会を目的に、毎年この時期にリーグ戦を行っています。わかくさには、低学年から続けている選手だけでなく、5年生になってから野球を始めた選手もいます。

 

思い出すとちょうど1年前の西部中央地区大会。まだ野球を始めて日が浅かった選手たちは、この大会に出場しました。しかし、緊張のなかで思うようなプレーができず悔し涙を流した選手たちがいました。

 

あれから1年…

先日行われた西部中央地区大会。当時と同じグラウンドで同じチームと対戦しました。

かつて悔し涙を流していた選手は、守備ではことごとくアウトにし、打席ではタイムリー、また別の選手はマウンドで力強い投球をし、堂々としたプレーを魅せてくれました。

たった1年で、これほどまでに成長してくれた選手たち。成長の軌跡を感じることができた感動の一日でした。ありがとう。

 

秋季大会と地区大会。すべてのわかくさ選手たちが体現してくれた「奇跡と軌跡」は、これからの野球人生の大きな一歩になることでしょう。

さあ、のこり2ヵ月のわかくさ生活です。最後まで光りかがやく輝石のような姿を、応援するすべての人に届けてください。やり抜け、47期生!

 

令和4年11月5日