No.48「成長」

今年度も記録会が行われました。

全学年で行いました。

記録会後に、選手全員を集め、記録会の意味を話しました。

毎年この監督通信でも書いていることです。

 

「記録会は決して人と比べて一喜一憂するものではない。

一年間の成長の証を自分自身とご家族で確かめ、

次への意欲へとするためのもである。

誰一人例外なく、皆が成長し、皆が素晴らしかった。」

 

この意味は、記録会だけのことではありません。

保護者は、野球チームに我が子を入れて、何を望むのか。

保護者の願いは、「子どもを成長させたい」という思いです。

野球の技術であったり、体力であったり、

精神力であったり、少しの差はあれど、

「子どもを成長させたい」という思いは同じはずです。

 

六年生はもうすぐ卒団を迎えます。

六年生の子どもたちも、誰一人例外なく、全員が「成長」しました。

「成長」の度合いによる優劣などありません。

全員の千差万別の「成長」が、かけがえがなく、素晴らしい。

 

そして、「子どもたちを成長させたい」と願うのは、指導者も同じです。

あと数回の練習だけど、あと1試合かもしれない試合だけど、

最後の最後まで「子どもたちの成長」を願って、今まで通り信念をもって接していきます。

 

体調不良だった彼と、その仲間と、

最後にまたみんなで野球ができることを、ただただ祈り・・・。

 

令和2年12月1日