No.39「試合前、試合中、試合後」

数少ない大会の一つ。

ジャビットカップ日野支部予選。

見事、優勝することができました。

 

2ヶ月前は、まだチーム活動ができない状況でした。

祈りを込めて、数ヶ月ぶりに道具を出し、消毒をし、活動再開に備えていました。

 

1ヶ月前は、ジャビットカップ予選の大会開催がなんとか決定したときでした。

少しでも、どんな形でも、試合をやらせてあげてほしい。

チャレンジさせてあげてほしい。

そんな思いがどうにか届いたときでした。

 

それからは、毎週天候との闘いでした。

雨天中止なら昨年度の成績が優先されるというルール。

子どもたちの一年での成長は、計り知れないほど大きい。

今の力で闘わせてほしい。

ただただその思いでした。

 

スケジュール調整、水抜き、グラウンド設営、

大人も子供もチーム一丸となって試合を開催してきました。

 

決勝戦も同じでした。

あの天候で試合ができたこと自体が、奇跡だったかもしれません。

連盟と相手チームと自チーム保護者の皆様に心から感謝しています。

 

そして、その奇跡を自分たちの力でものにした選手たち。

 

優勝。

本当におめでとう。

 

勝っているのに、雨天コールドを望まず、

手を合わせて試合再開を祈っていた自チームの選手たち。

 

試合終了が決まった直後の相手チーム選手の本気の涙。

 

だからこそ、優勝が決まっても決して騒ぐことなく、

うかれることなく、試合会場を後にした自チームの選手たち。

 

激戦を勝ち抜いてきた結果の「優勝」は、とてつもなく素晴らしいことだけれど……

それよりも、試合中の、試合後の、そんなみんなの態度が、何より素晴らしかったと思う。

 

来週も、チャンピオン大会も、その先も……

またみんならしく、明るく元気に、強き者へ挑戦し続けよう。

 

令和2年7月29日