No.18「面を渡す」

日野わかくさクラブ

4年生以下の大会、低学年大会が行われました。
多くの選手にとって、初めての公式戦。

 

緊張の中、必死にプレーし、追いつき、逆転。
最後まであきらめない野球で、見事、初戦に勝利することができました。

素晴らしい一戦でした。

 

さて、外から試合を見ていて、なんともうれしい場面がありました。
入部してまだ数か月のある女子選手が、

自分の打席で相手キャッチャーの面を拾って渡していたことです。

 

今や、わかくさクラブの56年生は、

誰もが当たり前のように行うことができる「相手キャッチャーの面を拾って渡す」という行動。
しかし、この行動は、そう簡単ではありません。
緊張もしています。

サインも見落とすわけにはいけません。

ランナーに指示も出します。

次のボールのことも考えます。
そんな中、絶妙なタイミングで面を拾って渡してあげるのです。

 

市内大会でも都大会でも、

キャッチャーの面を拾って渡すことのできるチームはそうありません。
これは、野球以上に、さりげなく誇りにしていることです。

それを初めての公式戦でさりげなくやってみせた低学年選手。
お見事でした。

 

午後の練習中、ボソッと独り言でこのことをつぶやいた僕に、

ある高学年選手がすかさず
「〇〇〇、面拾ってましたよね。僕も見ました。すごいですよね!」
と話してくれました。
嬉しそうに話してくれるこの高学年選手にも感動します。

 

6年生とも残り数ヶ月。
いいチームになってきました。

 

令和元年9月2日